RegTech について

RegTech (レグテック) とは、金融業などの企業活動の中で、それらを規制する法律を遵守するため、テクノロジーを用いて効率的に企業内の情報を扱おうとする取り組みのことを指します。今、FinTech (フィンテック) や LegalTech (リーガルテック) に代表される、テクノロジーが十分に取り入れられていなかった既存業界に変革をもたらす大きな流れの一つとして、RegTech も急速に注目を集めています。

RegTech の本質は、その名前の由来である「レギュレーション x テクノロジー」からもわかるとおり、法規制 (レギュレーション) に準拠するために必要なコンプライアンス関連業務に IT を取り込むことにあります。RegTech に分類されるイノベーションの範囲は、お客さまの本人確認 (KYC: Know Your Customer) をはじめ、反社会的勢力もしくは外国 PEPs (重要な公的地位にある者) に該当しないかの確認、不審な取引の検出、インサイダー取引の抑制、犯罪的アクティビティや資金洗浄の検出など、多岐に渡ります。

背景

RegTech が大きく着目されることとなった背景のひとつには、FinTech の発展とともに近年、金融業等で取り扱う業務のデジタル化やサービス高度化が急激に進んでいることがあります。銀行の 24 時間振込受付や、証券会社等が推進する API アクセスの開放がこれに代表されます。仮想通貨交換業者 (取引所) であれば、仮想通貨の取引が記録されたデジタル データであるブロックチェーンを扱いつつ、顧客情報を始めとする様々なデジタル データも相互に効率的に検索できるようにする必要があります。このように金融機関が取り扱う業務は、複雑化の一途をたどっています。

一方でこれらのサービスを悪用した金融犯罪等も、より巧妙になっています。振り込め詐欺のような特殊詐欺や、その他の犯罪による収益は、犯罪者の手によって金融機関に預け入れられ、犯罪の痕跡を消すために資金洗浄 (マネー ロンダリング) が行われます。企業では、これらの違法な資金洗浄の兆候を検知し、危険な取引を謝絶しなければなりません。しかし、最近の資金洗浄では匿名性が高い仮想通貨も組み合わせて行われており、検出することが難しくなっています。

このように FinTech による金融サービスの高度化とともに、より巧妙な金融犯罪が発生するようになった中、これらのリスクにさらされる金融サービス提供企業はデータを活用した効率的なリスク管理とコンプライアンス業務の遂行が求められており、これが RegTech という分野が誕生することとなった背景です。

Basset が取り組む RegTech

Basset では、金融機関におけるコンプライアンスの支援を行うテクノロジーのうち、仮想通貨に関わる分野に特化したサービスを行っています。具体的には、匿名性が高い Bitcoin 等の仮想通貨のブロックチェーンを分析し、個々の送金のリスクをリアルタイムで評価するプラットフォームを提供しています。これにより、仮想通貨を取り扱う金融機関において、資金の動きをリアルタイムで監視することができ、危険な取引の兆候を自動的に検出することができます。Basset は、仮想通貨を取り扱う金融機関における効率のよいリスク管理とコンプライアンスの包括的な推進を支援します。